2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

苦味

昨晩のこと。夜が明ける前に起きてしまった。どうやら喉が渇いているようだ。冷蔵庫を開けてみる。牛乳が目に入った。手に取ってそれを飲もうとする。口に入る直前、牛乳の賞味期限が1週間ほど過ぎていることを思い出した。だけど大丈夫。そう確信して口を…

夏は高校野球の季節

高校野球は春よりもやはり夏だと思う。麦藁帽子でしか照りつける陽射しを防ぎようのない観客席で、ブラスバンドの熱い演奏に乗りながらひたむきにプレーする球児を声がかれるまで応援する。この雰囲気がたまらない。そして、チア。見落としがちだが大切なポ…

なぜあの人が、あの子が、のなぜ

また少年による犯罪があった。今度はバスジャック。過去にも似た事件は起っている。取り立てて特殊と言うほどのものではない。逮捕された少年は、親に叱られたその腹いせで犯行に及んだという。呆れる動機ではある。学校での彼は学級委員長を率先して務める…

漫画家に会ったという話

大学の構内で、漫画家を名乗る男に声を掛けられたのは、6月の初旬ごろだったと思う。年のころは40代。黒縁のオーバルメガネをかけた小太りで、頭頂部の髪は薄く、年相応に見えた。アロハシャツに半ズボン、首からデジタルカメラをかけ、小道具や漫画の原…

甲信紀行 番外編

前の日にほとんど眠らないまま長野へ行ったから、案の定、車内で断続的に睡眠をとってしまった。口をぱっかりとあけたバカ面を周囲に晒していたことだろう。帰りの車内、寝ていたのでどこからだったのかは定かじゃないが、2人掛けのシートが向かい合ったボ…

甲信紀行

衝動的と言っていい。長野へ行った。出発の前の日、就活で知り合った人と北千住で4時間近く話をし、その後すぐに大学の先輩と飲み、日付が変わったころ、高校時代の友人の家へ行き、泊まった。宿を借りたはいいが部屋が熱すぎて、30分程度しか眠れず、早…

上原隆さんというコラムニストがいらっしゃいます

久々の大当たりだ。とはいっても宝くじや競馬ではなくて、それは本。上原隆さんというコラムニストの手になるエッセイ集。ぼくはこの上原さんを一体いかなるきっかけと巡りあわせで知りえたのか、まったく思い出せない。ウェブ上であったことだけは間違いな…

この教師は正直か?

四川大地震は多くの子どもたちの命を奪い去った。運よく難を逃れたとしても、自分の帰る家を失い、また共に暮らす家族を亡くし、心に癒しがたい傷を負った子どもは数え切れない。しかしこの教師に担任されていた生徒たちは、どのような感慨を抱くのだろうか…

大分県のあれ

ここまで来ればもはやクライマックスだ。大分県で繰り広げられていた、教員採用試験を巡る汚職事件。己が息子や娘を合格させるため、自らの職権を利用して便宜を図り、口利きを依頼し、収賄に手を染める。それらの見返りとして、点数の低い人間の試験成績が…

北海道洞爺湖サミットについて

自国で開催するだけあって、NHKニュースも普段より多くの時間を割いてサミットの特集をしている。ニュース7は45分間、サミット関連の話題だった。しかしNHKはいったい何人の記者をサミット取材に投入しているんだろうか。まあそんなことはいい。続々と会場入…

どじょうの福田内閣

グラビアアイドルのMEGUMIさんが結婚されるそうです。はーん。で?お相手はDragon Ashの隆谷さんという方です。ふーん。それで?しかもできちゃった結婚だそうですよ。ほーん。だからそれがどうしたのさ?要するにぼくにとってはどうでもいいことなんです。 …

もっとお上品に!

ついカーっとなって、心にも無いことを口走ってしまうことくらい、誰にでも一度ならずある。かといって、口から出す前にはワンクッションを置き、言い方を考えるだけの余裕は欲しい。そもそもはたして言うべきなのかどうか、ここにも思いをいたしたい。そう…

鹿沼事件と国民の日記

ハエが2,3匹たかってきそうなクサい台詞だけど「新聞は国民の日記である」と誰かが言った。ちなみにぼくじゃありません。なぜそうなのかと言えば、それは「読み返せる」からだと思う。テレビなら録画をしなければいけないから、日記にはならない。そも、…

「暴力団追放!3ない運動」について

反社会的な目的のために人を脅し金を巻き上げる。それを組織的かつ継続的に実行する集団を人は暴力団という。これまでの短い人生の中で1度、ぼくは暴力団に本格的に絡まれた経験があって、そのせいで彼らがホントに怖い。crisis of life を肌で感じた。だか…