ジャーナリズム

「新聞」考 

ラジオが生活の場に姿を現したとき、新聞はいずれ無くなると言われた。テレビがお茶の間を席巻し始めたころ、新聞の衰退は時間の問題と噂された。そして現代。インターネットの登場が新聞にとって未だかつて無い脅威となっているらしい。魚屋は魚を売る。八…

鹿沼事件と国民の日記

ハエが2,3匹たかってきそうなクサい台詞だけど「新聞は国民の日記である」と誰かが言った。ちなみにぼくじゃありません。なぜそうなのかと言えば、それは「読み返せる」からだと思う。テレビなら録画をしなければいけないから、日記にはならない。そも、…

いや、あなた方が言うべきことではない

いまテレビを見ていたら、先ごろに起きた秋葉原無差別殺傷事件についての特集が組まれていた。TBS「ピンポン!」である。負傷者を懸命に応急処置した医師たちへのインタビューがその一部として流されていた。彼らは犯人への怒りのほかに、もう1つの怒りを感…

後期高齢者医療制度に思う

後期高齢者医療制度という新しい医療保険の制度が4月1日よりスタートした。この新制度、姥捨てを思わせるネーミングと保険料の負担追加(しかも国民年金より天引き)とがあいまって、世間からの評判がすこぶる悪い。 ちなみに今までの老人医療制度とどこが違…

やはり新聞は権威だ

日経新聞は毎月1度、直近のニュースやホットワードの解説を載せた『日経ヨクヨムファイル』という小冊子を配達してくれる。これが中々役に立つ。今月のヨクヨムファイルにトレンドワードとして「初音ミク」が収録されていたのには、しかし驚いた。初音ミク…

「三浦和義逮捕」に思う

ある組織だけに長いあいだ属していると、外界のことがよく分からなくなってしまうらしい。世間の常識や一般的な感覚に、疎くなってしまうことがあるという。実によく言われることではある。 三浦和義という日本人が逮捕された。局によっては、ニュース速報ま…

「大国の思惑」考

なんだかんだと言ってみたところで「報道ステーション」はよく観賞します。古館伊知郎さんのぐわーんと背伸びしたコメントと、内心間違いなく古館さんを小ばかにしている加藤千洋さんの表情を見るのが楽しみです。ところでこの古館さんは正義の味方を気取っ…