2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏休み最後の日

サマー・バレンタイン (幻冬舎文庫)作者: 唯川恵出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1998/08/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る本日は夏休み最後の日です。なんか「合衆国最後の日」みたいですが、そんなに暗澹たる気持ちを惹起させるほどのも…

大量殺戮の話

午睡から目を覚まして、しばらくベッドの上でぼんやりしていた。少し寝すぎてしまったか、これでまた夜に眠れなくなるなあ、などと思いつつ部屋の白い壁を眺めていると、1匹の羽蟻が目に入った。ふーっと息を吹きかけて追い払う。蟻をつぶすと蟻酸のせいで…

秋の足音

昨日の夜はセミの羽の音が聞こえてこなかった。豪雨でみんな散ってしまったんだろうか。代わりに聞こえてくるは、秋の虫の涼しい声。「そういえばセミの鳴き声が聞こえてこなくなった…」とは思う間も無く季節は移り変わっていくものだが、どうしたんだろう。…

「ダイエット」考

性格が素直だからなんでしょうか、ぼくはとても太りやすい体質です。実家に帰省していたら、○kgも体重が増えてしまいました。ことダイエットに関しては一家言持つ自分ですが、今回は手っ取り早く減量したくて、少しその方法を考えてみました。夕飯を求めて近…

「新聞」考 

ラジオが生活の場に姿を現したとき、新聞はいずれ無くなると言われた。テレビがお茶の間を席巻し始めたころ、新聞の衰退は時間の問題と噂された。そして現代。インターネットの登場が新聞にとって未だかつて無い脅威となっているらしい。魚屋は魚を売る。八…

わたしの読書について…

そんなことをいったい誰が知りたいのか疑問だが、まあかまわない。1冊も本を読まないという(これこそまさに“ヘタレた”)大学生が跋扈する昨今だが、その中で自分は比較的たくさん本を読む方だと思う。実際に読む量を超えて積読が多いのだが、それにしても最近…

ブラックジョーク【日本教職員組合編】

いくら左旋回したとは言え、脊髄反射的な平和主義はあまり好かない。刺激と反応の間にワンクッション置けるかどうか。これが人間とそのほかの生き物とを分ける分水嶺なんだと思う。感情がすぐ行動に結びつくようでは、それはあまり人間的とは言えないんじゃ…

夏の終わり

栃木県民の夏は、今年も早々に終わりを告げた。夏の全国高校野球。栃木県代表の白鴎足利高校。正直に言おう、勝利を期待していたと。しかし、試合開始わずか10分足らずで予期せぬ3ランを浴びる。外そうと高めに投げたボールが、返って打ちごろだったようだ。…

死の話

目に留まったときはコガネムシか何かだと思ったが、それにしては身体が茶色い。近づいてよくよく見てみれば、セミの幼虫であった。抜け殻ではなく、もぞもぞと動いている。生きているものを見るのは、おそらくはじめてだと思う。いつもは木に張り付いた抜け…

福田改造内閣をどう見るか〜小泉の残光〜

福田改造内閣が2日、正式に発足した。安倍内閣の居ぬきであったこれまでの内閣から、自前と呼んでも差し支えない大幅な改造となった。現在の日本政治を見るにつけ、常に思うことがある。小泉元首相の遺産が持つ影響力の大きさだ。広く経済政策を論じる場合…