わたしの読書について…

そんなことをいったい誰が知りたいのか疑問だが、まあかまわない。

1冊も本を読まないという(これこそまさに“ヘタレた”)大学生が跋扈する昨今だが、その中で自分は比較的たくさん本を読む方だと思う。

実際に読む量を超えて積読が多いのだが、それにしても最近は読書の傾向が目に見えて変わってきた。

以前は圧倒的に学術書がその中心だった。哲学から思想、時事評論に社会科学。

いつからだろうか、あまりそういった類の本を手に取らなくなった。

きっかけは沢木耕太郎のノンフィクション『テロルの血算』だったと思う。

日本の社会民主主義思想と運動について学ぶために読んだのだったが、それ以来、読書の射程が少しずつ延びていった気がする。

時を経て、川端康成からナンシー関まで、江藤淳からリリー・フランキーまでと、文学部的な読書になってきた。

ところが最近は、卒業論文を執筆する関係で、日本政治や戦後日本経済の文献を読む必要性に駆られ、少し揺り戻しが来た段階である。

今は夏休みの最中で時間がある。日中は卒論関係の本に当たり、夕方からは文学を読む。


バランスが取れてきて、けっこうなことだと思う。





今日読んだ本一覧↓ 卒論関係を除く

いい加減にしろよ〈笑〉

いい加減にしろよ〈笑〉

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

妻と私・幼年時代 (文春文庫)

妻と私・幼年時代 (文春文庫)



【追記】いかにも自分は読書家ですというアピールをしただけの嫌味な日記になってしまった。しかし大学生なら、これぐらいの読書はしてしかるべきだと思う。なんのために暇な時間があるんだ。バイトをしてお金を稼ぐのもいいが、こういう金にならないバイトをするのもいいもの。仕事は社会に出てからいやというほどできるのに。

ああ、かえって嫌味に拍車をかけてしまったところで、筆を置こう。