「暴力団追放!3ない運動」について

反社会的な目的のために人を脅し金を巻き上げる。それを組織的かつ継続的に実行する集団を人は暴力団という。

これまでの短い人生の中で1度、ぼくは暴力団に本格的に絡まれた経験があって、そのせいで彼らがホントに怖い。

crisis of life を肌で感じた。

だから「暴力団追放!3ない運動」には、残念だが助力できそうに無い。と思っていた。

1.暴力団を利用しない
2.暴力団に金を出さない
3.暴力団を恐れない

問題の根本は3.暴力団を恐れない、でしょう。

とはいっても、暴力団て怖いよ怖すぎるよ。

彼らを恐れるから、金も出してしまい、あげく利用される。

しかし警察の方々は、暴力団にそこまでビビる必要は無いのだとおっしゃる。

不満が瞬間的に暴力的な行動に結びつく、理性に欠けた非人間的なイメージは、テレビドラマなどによって刷り込まれたステレオタイプらしい。

たしかにそこかしこで脅しまくっていたら、すぐに御用だ。できるだけ上手に資金を回収するに越したことは無い。

実際は手広くあこぎな「商売」をしているようだし。

知らず知らずのうちに協力してしまっているようなケースが少なくないのだろうか。


偶像によって幾重にも折り重なった分厚いイメージの層というのは、それが偽りであっても、人間の考え方と行動をかくも深みにはめて規定してしまう。

しかしここまで強固なイメージだと、あながちニセモノとも言い切れないのかもしれぬ。


そのヴェールを1枚ずつ丁寧にはがしながら、ホンモノとニセモノを見分けていく作業が大切なのかもしれない。

という月並みな感想を抱いた。


以上。