“メモリアル”にふさわしくない

今日“メモリアル”な建造物に足を踏み入れた。

さて、メモリアルな建造物とはこれいかに。まあなんということはない、キリ番の入場者に記念品が贈呈されるような施設、そういう場所のことだ。一般的な表現ではないけれど。

もちろん1人で入ったのだが、歩きながら少し面白いことを考えた。

キリ番の入場者というのは、あくまでぼくのイメージだけれど、家族連れであることが多いと思う。

家族の和やかで微笑ましい雰囲気は、キリ番ゲッターに相応しい。

来場の理由を聞かれ「子供にせがまれてつい…」とか答えるお父さんはステキだ。

しかしこれ、キリ番が家族ではなくて独身男性とかだったらどうするんだろう。

来場の理由を「1人の寂しさを紛らわすため」とか答えた日には、場は戦慄すること間違いない。せっかくのメモリアルが台無しである。

そこでぼくは考えた。あのキリ番は、ぜったい家族に当たるように意図的に操作しているに相違ないと。

たとえばディズニーランド来場1億人目が、たった1人でやって来た毒男だったら、それこそ取り返しが付かない事態になると思う。

だから担当者はおそらく、そういった惨事を未然に防止するため、もしキリ番が「そういう人」だった際にはあえてキリ番をずらすのではないだろうか。

まあ家族連れあるいはカップルなんかが当たる確率が必然的に高いんだろうけどさ。そもそもそういう場所なんだし。


上のような事を行っているかどうかはともかくとして、でもほんとうのキリ番が相応しくない人だったら、困っちゃうよね。