やはりあの果物の値段は上がっていた〜そしてダイエット論

大学に入学して一人暮らしをするようになり、いわゆる「主婦感覚」というものが少しずつ身についてきたような気がする。

買い物に関して言えば、例えばスーパーの個々の商品の値段変動に関してとても敏感になった。

といっても膨大な商品の中のほんの一部分なのだが。

そんな中、昨年の後半くらいから急に価格が高騰したと思うのが、バナナである。

近くのスーパーでは1房だいたい100円前後だったのが、最近は300円になんなんとしている。

朝食の定番としてバナナを重宝している自分としては大変に迷惑なのだが、どうしてこういう状況になっているのか分からなかった。

実はテレビで「バナナダイエット」なる体重減量法が紹介されたことが、高騰の要因だったことが後に判明したのだけれど、まるでかつての「納豆ダイエット」の喜劇をまた見ているかのようで滑稽である。

まあバナナ価格の高騰はあくまでぼくの印象のみの話だったのだが、どうやら本当であったらしい。

1月30日付日本経済新聞20面「バナナ、8年ぶり最高値」という記事を目にして、わが意を得たりと思った。まあそこまで言うのはオーバーだが、あーやっぱりなあ、という感じだ。

記事によると、やはり最高値を記録した要因はテレビ番組による「バナナダイエット」の紹介にあるそうだ。なんと売り上げが2倍になったスーパーもあるらしい。


ここからは私的ダイエット論になるのだが、30キロの減量を経験した身から言わせてもらうと、ダイエットにおいて重要なのは、なによりダイエットしたいという志、精神であり、その方法は二の次である。

楽して痩せる方法はあるのだろうが、その分リバウンドも早いだろう。なぜなら、太りやすい食習慣を変えない限り体重は増え続けるからだ。

ダイエットのコツのようなものがあるとすれば、それは早急な成果を求めようとしない姿勢と、長い時間をかけて少しずつ体重を減らしていくという思考だろう。


まあ、大切なのは精神、というのは正直少し言いすぎだけどね。


相応の成果が欲しければ、それなりの努力が必要、という当たり前のことを言っているまでだ。ああ、偉そう。