朝青龍、感動した!

大相撲初場所千秋楽、結びの一番。朝青龍白鵬横綱同士の取り組み。朝青龍が勝てば優勝、白鵬ならば優勝決定戦。

結局白鵬が勝利して優勝決定戦へともつれ込み、そこで朝青龍が大逆転。あの貴乃花を超える23回目の優勝を手にした。

白鵬に勝って涙ぐむ彼を見て、自分まで目頭が熱くなってしまった。

それから優勝インタビュー。その最後にモンゴル語で祖国の人々に語りかけた下りも、見ていてじーんときた。

それにしても朝青龍は強かった。場所前は調整不足だの引退勧告だのと色々言われてきたが、この見事な優勝を見せ付けられては、そう言っていた人々も閉口せざるを得ないだろう。

そして横審の目は節穴だということがよく分かった。まあ横審てのは朝青龍にとって、世論の「朝青龍憎し」という主張が収斂されたようなところだろうから、あそこでの発言を聞いてより奮起するって側面はあるんだろうなあ。
そういう意味では欠かせない存在だろう。それから、放って置くと図に乗りかねない朝青龍を牽制するという役割は、とても重要かもしれない。特にこれからは。

と言ったところで、朝青龍が有頂天の絶頂だった頃は文句を付けるだけで何もできず、いざ復帰戦に臨もうという時には彼の調子を見極めることもできないんじゃ、それはどだい無理というものか。


とにもかくにも、今から来場所が楽しみだ。