全日本大学女子選抜駅伝競走大会

みのもんたの裏でテレビ東京が全力生中継するという、いささかしょっぱい様相ではあったが、いやはや、思っていた以上に、というより、予想だにしていない所で心を動かされてしまった。

番組やWebサイトが伝える所によると、どうやら自分の家の真横の道路が、駅伝のコースになっているではあーりませんか。

これは見ないわけにはいかぬと(そしてあわよくばテレビに映ってしまったり)、部屋の外に出て先頭の選手を待った。もちろん、中継番組は録画をセッティングして準備万端。

走り行く選手たちを目の当たりにしながら、どうしてか気分が高揚してきて、最終の第6区の全ての選手を目に入れておこうと思い立つ。

トップを行く数人が走り去ると、中継車も随行車も白バイもいない、選手が文字通り1人だけで走っている光景がそこにあった。

思わず刮目してしまった。

あわよくば選手たちの姿を、写真に収めようと思っていたのだけれど、彼女たちが必死にひたむきに、そして頬を赤く染めながら、息急き切って孤独に走る姿を目にしてしまっては、そんなことを一瞬でも考えた自分の浅ましさに、ただただ恥じ入るばかりだった。

まったく、ほんとうにいいものを見させてもらった気がする。

交通整理をするパトカーと青いコートを羽織るスタッフの方↓

結局、テレビには映りませんでしたとさ。