続・素粒子

素粒子への批判が「殺到」しているらしい。

鳩山邦夫法相を死神と呼んだあれだ。

殺到とはいっても、800万×?読者の内の2000通弱だから、べつに気にすることはないと思う。

すわっ、これではまるで素粒子的な論法ではないか。危ない危ない。

しかし、彼のお詫び(ともとれる)コメントがまた振るっている。21日付の素粒子より全文を引用します。

―――引用はじめ―――――
鳩山法相の件で千件越の抗議をいただく。「法相は職務を全
うしているだけ」「死に神とはふざけすぎ」との内容でした。
  
法相のご苦労や、被害者遺族の思いは十分認識しています。
それでも、死刑執行の数の多さをチクリと刺したつもりです。
  
風刺コラムはつくづく難しいと思う。法相らを中傷する意図
はまったくありません。表現の方法や技量をもっと磨かねば。
―――引用終わり―――――

「数の多さをチクリ」というが、それだけ過去に多数の死刑判決が確定されてきたということであり、にもかかわらず歴代の法相が執行書へのサインを怠ってきたそのツケを、今になって鳩山法相が律儀に支払っているだけなんじゃないのか。

つまり、死刑執行の数を問題にしたいのなら、批判の矛先が鳩山法相に向かうのは筋違い。

くわえて死刑の執行を一時的に停止しましょうという国民的な合意がどこかにあるわけでもない。

法相がチクリと刺される理由は見当たりません。

こう思うのですが、いかがなものでしょう。


もう真剣にコメントするのもバカらしい。鳩山さんも朝日新聞もそんなに好きじゃないしね。

それにしても朝日新聞はもっとお上品だと思っていたのに、これで幻滅ですわ。

自らの無知を反省したところで、筆を置きます。


※写真はバニラアイスが本体から地すべり的に流出したアイスクリームです。