ちょいと感度が鈍すぎやしませんか>自由民主党

先月の末、在京キー局及び新聞各社による麻生新内閣の世論調査の結果が一斉に公表された。

各社総じて5割前後という値をはじき出しており、自民党の期待した6割には届かず、またご祝儀相場は出なかったというのが大方の見方のようだ。

ぼくはしかし、これでも御祝儀は出たのではないかと思っている。今の自民党を5割近い有権者が支持しているという事実に正直なところ、驚いている。

それはひとまず置くとして、今回問題提起したいのは、自民党首脳がご祝儀相場で6割以上の支持率が出ると予想していたという報道だ。

もしこれが真実だとすれば、自民党の世論に対する感度は相当に鈍いと断じざるを得ない。政治という本来なら公に開かれているべきフィールドにおいて、タコツボ的に狭い範囲でしか政治家はコミュニケーションを取らないから、感性が麻痺しているのだろうか。

自民党はもうイヤ」という日本社会に満ち満ちているこの雰囲気を肌で感じることが出来ないのだとしたら、自民党にもはや明日は無い。


ところで、麻生太郎首相は意外と期待できる人物のような気がしてきた。次の選挙で自民党が敗北して総理の座を明け渡すのだとすれば、これはちと惜しい。


どちらに投票しようか、率直なところ迷う。大多数の有権者も同様の心境ではないだろうか。


昨年の参院選では寸毫も動じずに行動したのだけど。