「NTTドコモ」考

しばらく就職活動をしていたので、携帯電話に留守電をセットする必要があった。

受験先からの電話はいつも突然。粗相の無いように、できれば設定しておきたい。

自分の携帯電話に留守電をつけようと試みた。初めてのことである。

設定したはずなのに、どうしても機能してくれない。なぜだろう。

分厚い取扱説明書を、もう一度丹念に読み返してみる。

1つの発見があった。


「留守番電話サービスは有料」


目を疑った。なんだこれは。うそっぱちじゃないのか。

しかし説明書には、虚しい「有料」の2文字。


虚しいというよりもむしろ腹立たしい。


実際にサービスを契約する段階で、その怒りは頂点に達した。


「使用料:1カ月につき300円(税込み315円)」


結局、契約は結んだ。虚しさと怒りだけが残った。



解説:新規携帯電話契約者数で、ドコモは一人負けの状態である。

こういった細かいところで、失点を少しずつ重ねているのだろう。

もし留守電サービスの無料化を断行(というほどのものでもないだろうが)しないなら、ドコモとは縁を切る。


複雑怪奇な料金体系を構築する暇があるなら、木目の細かいサービスとはいったい何か、よくもよくよく考えてみなさい。

さもなければ、ユーザーは離れていく一方でしょう。


新聞報道によると、ドコモは端末の値下げを来月から実施するらしい。


あなたたちが今すべきことは、そんなことではありませんよ。


50000円の端末が45000円になったところで、買い手がそんなに増えますか?


新規のユーザーを獲得したいなら、まずは既存のユーザーをがっちりと囲い込むことです。


そのためには、卑怯な料金プランの策定ではなく、ちょっとしたサービスの改善で十分なのですよ。


いつまでもお役所体質が抜けないね。





ロゴを一新したことには何の意味も無いと感じていたが、1つ大きな収穫があった。


ドコモの新しいCM(成海璃子)。これは素晴らしい。文句の付け所が少しも見当たらない。

あんな携帯なら100万円でも惜しくは無いだろう。



それでは失敬。